シアヌークビルで引退生活

 プノンペンからおよそ飛行機で1時間、バス、タクシーで6時間のところにある閑静な港町で、タイランド湾を望む白いビーチとリッチなホテルが立ち並ぶ観光地としても有名です。

 観光地のオフシーズンは3月から10月頃まで シーズンは10月の後半から2月後半まです。 オフシーズン中、日中は市街地を除けばとてものんびりとして過ごしやすく、人も暖かく、引退後の移住先としてはとても良い環境だと思いました。3月から5月にかけてはカンボジアは強烈な暑さに見舞われる日が続きますが、ここシアヌークビルは海に面しているためか、風の通りがよくとても心地よい気温です。ただ天候については、プノンペンと比べれば雨期のシーズンは安定しないことが多くしょっちゅうスコールなみの雨が降り部屋の中で過ごすことが多いと思います。

 こちらでは、仕事を引退後の移住先を検討しようと、各国から年金受給者が集まってきます。知り合いのイタリア人によると欧州ではカンボジア、シアヌークビルは引退後の移住スポットとして密かに人気を集めているそうです。 また引退してないけれども、まだ働ける人は、レストランを開業して住み着いています。ビザの取得が他の東南アジアの国々に比べると容易で、年金でリゾートのような環境に居住できるのは魅力的だと言っていました。そのためか移住する人が増え、観光地周辺の物価はプノンペンと比べると多少高くなっています。ですが、地元の方々が利用するマーケットやスーパーはプノンペンにあるもとのさして変わらないので、自炊するつもりならば年金でも十分やっていけますし、お手伝いさんも月に1万円から雇えるみたいなのでとても快適な引退生活がおくれそうです。

 ちなみに知り合いのイタリア人は年金の他に多少蓄えがあるみたいで、ホテル住まいをしているそうです。ホテルの代金は一泊30ドルで一人では十分すぎる広さの部屋で生活できると言っていました。