カンボジア 英語通じるの?
カンボジアに観光に行くにあたって皆さんが心配されるのは言葉の問題でしょう。こちらに来るほとんどの日本人の観光客はツアーを利用していますし、ツアーを利用されている方は言葉の心配はないと思いますが、若干、若い方でバックパッカーで各国を旅されている方はこの問題について非常に心配されるのではないでしょうか。
英語が通じる都市はプノンペンやシェムリアップなどの比較的大きな都市だけです。しかも通じる場所は限定的です。ホテル、空港、ホテルで働いているトゥクトゥクのドライバー、大規模なレストランや観光客向けのレストラン、両替所、アンコールワットなどの大きな観光名所などです。それ以外の場所や都市になると英語が通じない訳ではないですが、クメール語を知らないとコミュニケーションを取ることが難しくなります。英語圏のバックパッカーも英語が伝わらないので、ボディランゲージと筆談を駆使してなんとかコミュニケーションをとっていました。
しかも彼らの英語もかなりブロークンなので、何を話しているのか途中で分からなくなることはしょっちゅうです。中堅以下のホテルのレセプションでは学生をフルタイム雇っていることが多く、覚えたての英語を一生懸命頭の中で組み立てて話すため、こちらも確認をとりながら会話をしないとお互いに理解ができなかったりします。
比較的広範囲にカンボジア内を旅行する予定がある人はあらかじめいくつかのクメール語を覚えておいた方が便利だと思います。クメール語を覚えて話すことはできても、聞くことはできないといって心配する方もいるでしょう。大丈夫です。表情と体でコミュニケーションが十分とれますしなんとかなります。一番重要なのは何をしてもらいたいか要求を伝えることです。これができないと二進も三進も前に進みません。要求をボディランゲージでストレートに相手に伝えるのは本当に難しいです。なので自分が必要だと思う質問をいくつかクメール語で用意しておけば大丈夫です。