ラオスの餅米

 

 東南アジア、特にインドシナ半島に属する国々は主食が米として知られ、その内の4カ国、タイ、ミャンマー、カンボジア、ベトナムは毎年ランキングが発表されるworld rice trade の輸出部門上位10位の常連で、世界トップレベルの米生産、輸出国です。

ラオスも近年、米生産を国の主要産業として押し上げるため、国主導でブランド米の生産に着手するため、他国のドナーとプロジェクトを立ち上げ、試験的にシェンクワーン県とフワパン県の農家に協力をあおぎ、ブランド米を試験栽培しています。

 ラオスの方々の主食は米といっても餅米です。特徴的なのはその食べ方です。熱くなっているお米を、少し冷ましてから、右手を使って適量とり、軽く握り固め、そしてもう左手で一口大にちぎっておかずをつけて食べるのです。おかずと食べる際は、もち米をおかずに押し付けるようにして、おかずと餅米を合体させ口に放り込みます。