バリ島のレストラン 苦情でトラブル
インドネシアバリ島に行った時に実際に会ったトラブルについて書こうと思います。
私は今までの経験からどんなに小さな料金でも納得がいかない物はスタッフやウェイターに尋ねまくって、彼らがやり過ごそうという態度を取ろうとすると少々怒り気味に問いつめます。周囲からケチだと思われるかもしれませんが、東南アジアの国々で自分の不注意から散々ぼったくられ、騙されて高い金をとられた経験をしている私にとって、こういった小さな疑問を解消することは自分の財布をガードし詐欺やぼったくりから身を守ることにつながると考えているのです。
さてインドネシアのバリ島 クタ でどんなトラブルにあったかというとレストランで請求された金額について苦情を申し立てたら従業員にクレーマー扱いされてしまいセキュリティーを呼ばれて一悶着といったトラブルです。料理をオーダーする際、手渡されたメニューに記載された料理の値段設定は観光地のためか少々高いだけで特段問題はありませんでしたが、会計の際にレシートを渡されて確認してみたら自分が飲み食いした値段よりもどう考えても高くなっている。詳しく内訳を見てみると自分が頼んだ料理の請求金額以外にtaxとserviceという訳の分からない項目があり勝手に請求されているんです。それでマネージャーを呼んで説明を求めましたが、英語ができないのかのらりくらりと分からないような振りをしてやり過ごそうとしたので、怒り気味に問いただしたら、なぜかセキュリティーを呼ばれ、私はカンカンになってレセプションに札を置いて釣り銭ももらわずに出てきました。
後でその話を知り合いにしたら、基本的にレストランでの食事は21%の税率が付加されているらしく、料理とは別に税金を客に請求する場合はメニューの下に小さく記載してあるそうですが、ほとんどの人は気づかず、入店する前にしっかりとした説明がウェイターからないため、taxという名目でお金を請求され苦情を申し立ててトラブルになるケースが多いようです。サービス料を請求するレストランは料理の他に生演奏を聴かせるような比較的規模が大きいレストランだそうです。
小規模のレストランかローカル料理を出すようなお店は全体的に値段が安く日本円で500〜600円で食事ができ、1000円も出せばおなかがいっぱいになります。またtaxが含まれた値段なので非常に良心的だと思います。特段サービス料も取られることもなく納得がいかないことを問いただしてもセキュリティーに突き出される心配はありません。
バリ島のクタ周辺は街全体がどうにかして観光客から金を取ろう、取ろうとする雰囲気があり、ビーチ周辺のお店は派手に売り込みをしかけてきます。ぼーっと突っ立ってるとあっという間に、ハエのように売り子が集まってきて口説かれて物を買わされます。レストランでも同様に食事の料金以外に訳の分からない項目でぼったくりを仕掛けてくるので身に覚えのない請求は納得がいくまで説明を求めるべきでしょう。
私は個人的に観光地としてはクタではなくデンパサールの市街地をお勧めします。幾分売り込みも少なく街の人々も穏やかです。
クレーマーは日本では客の権威を振りかざして何でも苦情を申し立て要求を強制的に飲ませるような存在に思われて敬遠されていますが、こちらでは少々クレーマーにならないと金を持ってかれます。セキュリティーを呼ばれてもいいのでとにかく身に覚えのない請求には毅然とした態度でクレームをつけるべきでしょう。
笑顔でしつこい物売りが近づいてきたらこういってやりましょう No! F**k off!!