カンボジアの携帯事情

 現在カンボジアでも急速にiphoneやsmartphoneの需要が高まっています。私が町を歩けば、ほとんどの人が各社の端末を手に電話をしたりアプリケーションを楽しんだりしています。私が用事でカンボジアの北部、バッタンバンの片田舎の村に訪れたときも、小さなバラック小屋で絨毯の上で寝そべりながら子供たちがゲームをしていました。

ただスマートフォンのアプリはまだクメール語対応のアプリケーションが少なく、現在需要が急速に高まっている各種ソーシャルアプリケーションは英語話者のなかでは密かなブームですが、英語がわからないカンボジア人はゲームにとどまっています。

 

マレーシアに本社を構える通信インフラ事業を展開する企業Axiataは東南、中東アジアの通信事業を牽引するリーダー的存在の大企業。

カンボジアでは、そのAxiataを親会社に持つsmartが各種、海外メーカーの総代理店として広く普及しています。

扱っているメーカーは韓国サムソンのGaraxy やカナダのブラックベリー、フィンランドのノキアや皆さんおなじみのiphone,他に韓国のLGの製品なんかも取り扱っています。

 カンボジア人が主に使用している携帯電話は韓国のGaraxyです安くて使い勝手が良いと人気です。現地で働く農家の方も自慢げに撮った写真を見せてくれました。

 

カンボジアの少し大きな都市や県に行けばかならずsmartの代理店がみつかります。そこではもちろんハードの携帯がショーケースの中に陳列されているのですが、こちらでは月額よりもプリペードが主流なのかかなりの種類のSIMカードがうられています。購入している人の大半が観光客ではなくカンボジア人です。

 

 私はiphoneを持っていないので、auで国際電話の契約をしてこちらへ持ってきましたが、国際ではなんてプノンペンをのぞけば通じるところなんてほとんどないです。基本料金月額10000円以上も支払ったのに、全く役に立たない日本の携帯会社。こちらでnokiaのプリペードを日本円にして数千円で契約、購入して使用してみるとあっさり日本に国際電話がかけられました。本当に日本の携帯会社がガラパゴスと感じた瞬間です。